輸入業務 生鮮野菜輸入の仕事で貿易を知ろう#3

港に本船が到着すれば、販売するまでに、いくつかの手続きがあります。

【植物検疫】
貨物は、船会社のコンテナヤードへ船から降ろされ、次に、農林水産省が管轄する植物検疫が実施されます。
コンテナは、コンテナヤード内の所定の安全な場所に移動され、植物防疫官によって 貨物の中から一部抽出して、
病害虫が付着していないかどうか検査されます。
検査の実施段取りから、検査実施立ち合い、合否の結果通知まで、各港の植物防疫協会が荷主に代わって、
植物防疫所と段取りの打ち合わせをしながら行ってくれます。
検査が終了するまでは、コンテナはコンテナヤードの中です。

検査が終了すれば、合否かかわらず、コンテナヤードから移動が可能になります。
害虫が発見されれば、害虫を殺す為に、燻蒸です。
コンテナを保税倉庫になっている燻蒸倉庫へ移動です。

コンテナヤードからコンテナを引き出すに際は、前回お話しした通り、
オリジナルB/L(船荷証券)又は、B/L元地回収済みのコピーで、引き渡してもらえます。
コンテナヤードから倉庫まで、当然 コンテナトレーラーで移動です。
この手配は全て通関業者さん任せです、有難い存在です。

我々 輸入業者の仕事の3つ目は、植物検疫を受け、コンテナを受け取る事です。

次回は、貨物が倉庫に入ったところより お話します。

輸入商品の価格体系 お渡し価格ブレークダウンについて等、何なりと、まず ℡ 078(381)5656 へお電話下さい。