オクラ 歴史を感じさせる野菜

日本でオクラは、和え物、おひたし、てんぷら等、粘りがある野菜であるものの 結構さっぱりした和食に使われることが多い。 オクラは、和名でアメリカネリといい、幕末から明治初期に伝来したと言われます。

もっとも、オクラが日本でポピュラーになったのは、1970年後半から東南アジアより徐々に輸入されていますが本格的には1980年後半からで、現在でもフィリピンやタイから日本の冬場に輸入されています。

オクラは、英語でもOKRA が一般的で、 別名でGUMBOとも言い、 見た目の形からLADY’S FINGER とも呼ばれます。

和名でアメリカネリと呼ばれたように、アメリカから伝わった野菜であるものの、原産はアフリカで、アメリカへの伝来は、アメリカ建国時の西アフリカの奴隷によって持ち込まれ栽培されたと言われています。

OKRAの語源はアフリカ・ガーナのトウイ語の “nkrama“ から

別名のGUMBOの語源は同じくアフリカ・アンゴラのバントウー語の “kingombo” から と言われています。

アメリカ・ルイジアナ州の‘ガンボ’というスープ料理は、オクラを使い とろみをつけたスープ料理でルイジアナ州の代表料理。

この地のガンボスープには、クレオールが作る料理法ケイジャンが作る料理法があります。

クレオールは、アメリカ南部に最初に入植したフランス人、スペイン人の子孫で、その料理は、フランス植民地時において 食事調理をアフリカ人奴隷が担当することによりフランス料理、スペイン料理と、アフリカ原産の食材が融合し、その後1861~1865年の南北戦争後にイタリア人の移民によりトマトソースを取り入れた料理法へと進化していきます。

ケイジャンは、1600年ごろにカナダ南東部(ノバスコシア)に移住したノルマンジー・ブルターニュ地方のフランス人で、1755年にカナダ南東部を支配した英国に追われ ルイジアナ南部に定住した末裔であり、その料理は1600年代のフランスの地方料理とアメリカの土着の作物が融合した料理へとなっていきます。

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