玉葱 生鮮輸入玉葱も季節によって産地が違います。

国内産玉葱の代表的な産地は北海道と佐賀・淡路であり、秋収穫の北海道と春収穫の佐賀・淡路の違いがあります。

その昔 輸入玉葱は、国内産の補完的な役割でアメリカ産とニュージーランド産が中心で、
北海道と同時期に、堅く長持ちするものが好まれ、輸入されていました。
今では輸入玉葱は、中国産が最も多く一年を通じ途切れる事なく輸入されています。
中国産が最初に導入された2000年頃は、春収穫の江蘇省産 山東省産のみでした。

日本国内において 以前より玉葱は、食品工場や外食チェーン向けに業者が皮剥きをして納品するのが常で、
原料はどうしてもコスト重視です。
相場が高い春先は、コストパフォーマンスのある春収穫の中国産原料が、魅力的です。
とは言っても、原料が腐っていたり、黒カビが生えていると、剥いた時の歩留まりが悪く、逆に原料代が高くつきます。
(当初の中国産玉葱は完璧ではなかったと記憶します。)

そこで、毎年、収穫 乾燥 出荷の改善が繰り返され、又、F1の種が導入されるなど、
加工用原料であっても、佐賀産・淡路産に対抗できる商品になっていったのです。

春収穫の商品がほぼ完成すると、次は秋収穫の商品ということで、中国でも北の産地が開発されるようになります。
当初は港に便利な河北省産が導入され、その後、更に奥地で降雨の少ない甘粛省産が導入という流れになっていきました。
春収穫の江蘇省産・山東省産、秋収穫の甘粛省産と完成されます。

その繋ぎである、雲南省産については次回お話しします。

首舜(スペソン)にも、発展段階の中国産玉葱から携わっていたメンバーがいます。
中国産玉葱、剥き玉葱のお問合せは、お気軽にどうぞ。

青果ご担当者様、青果バイヤーの皆様へ、
輸入野菜の相場動向、輸入野菜の小ロットのお問い合わせ、新商品の共同開発 等
何なりと、まず ℡ 078(381)5656 へお電話下さい。